風景・花・野菜の描き方
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風景の描き方
水彩のモチーフの代表と言うと風景です。「風光明美な風景を目にして思わず創作意欲がわき出てくる」という方も多くいらっしゃるでしょう。風景は描きたくなるモチーフとはいえ、場所によっては動きもそこそこにあるため、基本やコツをしっかりつかむ事が重要です。
まずは鉛筆で下絵を描きます。建物を複数描いている場面を想像してみてください。この場合、まずは手前から奥に向かって順々に描いていきます。手前のものほど丁寧に書くように意識してください。
とはいえ細部にこだわる必要はありません。建物がそれと分かるほどに描きます。着色を始める場合は、後部の空などの背景から、おおまかに塗ります。ウェット・イン・ウェット技法で、水でぬらした紙に色を素早く置いていきます。
次に建物の濃淡(陰影)を大きく塗っていきます。ある程度色合いの雰囲気や立体感が生まれてから、さらにディティールを描き込んでいきます。窓やドア、陰影の強弱などをはっきりさせていきます。ただしこの時点では2色ほどの色で十分です。
建物の周りに緑がある場合は、緑を荒く置いていきます。実際の植物は枝と枝、葉と葉の間にスキマがあります。それを表現するイメージで、塗りつぶすのではなく、荒いタッチで色付けします。
次に植物の濃淡です。植物の緑の色合いには大きな違いがあるため、濃い緑や淡い緑などをはっきりさせて、奥行きが際立つように描きましょう。
最後に建物の質感を生むために最終的な色付けをします。レンガの場合はこげ茶~ワイン色、木の場合は黄色みがかった白~薄茶といったニュアンスで入れていきます。
花の描き方
花もよく使われるモチーフです。花も風景と同様、最初は鉛筆で花瓶や花のフォルムや位置関係を大まかに描きます。花の咲いている向きにも注意してください。向きによって与える印象にも変化が出ます。
モチーフの中で一番主張している部位、例えば中央にある花弁などから描き始めます。モチーフの色に近い色を軽いタッチで置いていきます。白い部分がある場合はそのまま塗らなくて良いでしょう。
おおまかな形が決まってから、花弁のくぼみや濃淡をもう少しはっきり描きます。ただし細かな線描きなどはまだ必要ありません。次に下に続く茎や葉も少しだけ荒目のタッチで色付けします。葉の緑の濃い所と薄い所、茎の茶色の濃淡を意識しつつ、大まかに色の雰囲気を出します。
植物の全体像が完成してから花弁のディティールを描きます。花弁にははっきりとした線が引かれているわけではないため、細く線を描いてぼかしていくように筋を表現していきます。
ぼかす際は濡れた状態で色を置き、それを一度乾かしてから再び筋を描いていきます。その繰り返しをして細部を完成させます。葉や茎も同じ要領で完成させます。
野菜の描き方
続いて野菜です。野菜の場合も最初に大きく下書きします。大きさや配置に注意して鉛筆で軽く描いていきます。次に着色に入りますが、見た目の色をそのまま置くだけでは、ぬり絵になってしまいます。
野菜の色は単一ではなく部位によって色合いが違う所があるはずです。例えばピーマンをモチーフにした場合、基本色は緑です。また、黄色みがかった部位もあるはずです。
そのため、最初は暖色系の黄色で全体を下塗りし、その後緑を置いてみてください。そして濃淡部分のディティールを描いていきます。他の野菜についても同じプロセスで描いてください。

